家庭教育

カ行をタ行に発音する子どもの場合 ~言語聴覚士に相談する前にできること

心理的リアクタンス

こんにちは♪YUME♡miyakoです。

私の塾で実際にあったご相談をご紹介します。

”カ行をタ行と発音するお子さん”の例です。お母さんからご相談があり、アドバイスをした経験があります。その時には、アドバイスにより時間を経て、カ行の発音ができるようになりました。

具体的には、カ行がタ行に、或いはア行になって発音してしまいます。

たいこ⇒たいと とけい⇒とてい ケーキ⇒テーチ 一脚(いっきゃく)⇒いっちゃく  

などなどを、国語のふりがなの問題でも、間違えて書いてしまいます。

お母さんは心配になりますよね(^-^; しかし、成長と共に自然に治るばあいもありますし、治療を必要とする場合もあります。

なぜこういうことが起きるかと言いますと、発音の為の口や舌の構えのことを構音と言い、カ行の音は、舌の奥の方を挙げて構音しています。個人差がありますが、カ行が発音できるようになるのは、3~4歳ころです。4歳を過ぎても上手く言えない場合、カ行が言えないが、似ているタ行、或いはア行を発音してしまいます。

カ行は舌の奥を持ち上げますが、舌先に力が入るとタ行になります。先ほど書きましたように、舌の発達で自然と治る場合がありますが、なかなか治らない場合、機能性構音障害といって、言語聴覚士の発音の指導を必要とする場合もあります。

ここで、ご家庭でできるカ行の発音の練習方法をご紹介します。

家庭でできる練習方法

① うがい・・・4歳ごろから親御さんが必ず付き添って行ってください。上を向いて水を口に入れてうがいをします。うがいは、奥舌でのどに蓋をして、水を飲みこまないようにしますので、カ行の発音をするための舌の形を作ることができます。水を飲みこまないようにガーっと声を出してうがいができるようになれば、舌の使い方をマスターできています。むせてしまう可能性があるので、1人ではさせないようにご注意ください。

② アメをなめる練習・・・カ行がタ行になるお子さんは、アメをなくなるまで上手に舐めることができません。すぐに噛み砕いてしまうのです。アメが口の中でなくなるまで、舐められるか練習をしてみましょう。この場合も、誤飲してアメでのどを詰まらせないように大人が付き添い、4歳以下のお子さんには不適当です。

実は、私の生徒さんは、①のうがいの練習と、②のアメを舐める練習で、カ行が発音できるようになりました。成功例としてご紹介しました。

ただ、注意すべき点は、このような家庭での練習で改善する場合と、改善しない場合がありますので、発音の練習が必要な場合は、必ず言語聴覚士の的確な指導を受けられることをお勧めします。

また、親が熱心になりすぎて、子どもに発音のことで過度な練習やストレスを与えないことも大切です。

ご自身の判断で無理な時は、必ず専門家=言語聴覚士の診断をお受けください。

お子さんの発音が気になった場合、過度に気にし過ぎず、子どもさんにも注意せず、家庭でできる練習をしてみたり、様子を見て診断を受けるなど、冷静な対応をお勧めします。

今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬

 

 

 

ABOUT ME
池永 宮代子(みやこ)
20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪