こんにちは。子育てカウンセラーのみやこです♪
「子どもがスマホばっかり触って、勉強しないんです」
「どうしたらスマホを取り上げられるでしょうか?
このようなご相談をどれだけお母さん方からお聞きしてきたかわかりません。
今日は、お子さんとスマホとの関わり方について
今日のブログ記事では、スウェーデンの精神科医であるアンディシュ・ハンセンが書いた『スマホ脳』の内容を簡単にまとめてお伝えします。
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この本が発行されたのは2020年で、『2021年に一番売れた本』として有名になりました。
発行から3年。私がこの本を取り上げて【スマホ脳】に警鐘を鳴らす理由を述べますね。
スマホで子ども達~青少年までが日々利用しているSNSの世界。時にはフェイクであり、虚構であり、見せかけの幸せごっこであっても、判断能力のない若い子たちは、その情報に振り回されているからです。
そこから生まれる【自分は人より劣っている】
この感情は子どもの【自己肯定感】も【自己効力感】も奪っていきます。
それは、【承認欲求】というような優しいものではなかったのです。
改めて『スマホ脳』を読み返すと、【承認欲求】ではなく、そこにあるのは【依存と中毒性】であることが明らかだからです。
『スマホ脳』に記されている事実を箇条書きにまとめてみました。
① 私たちは、1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている。
② 現代人のスマホのスクリーンタイムは、1日平均4時間に達する。
③ スマホのアプリは、最新の脳科学研究に基づき、脳に快楽物質を放出する。《報酬系》の仕組みを利用して開発されている。
④ 10代の若者の2割は、スマホに1日7時間を費やしている。
⑤ 1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める。
⑥ スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力は低下する。
⑦ 世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは、我が子のデジタル・デバイスへのアクセスを認めていないか、極めて厳しく制限している。
⑧ Facebookの「いいね!」の開発者は「SNSの依存性の高さはヘロインに匹敵する」と発言している。
⑦と⑧に注目してください。
有名な話で、皆さんの多くがご存じだと思いますが・・・
Apple創始者のスティーブ・ジョブズは我が子にスマホを持たせませんでしたし、ビル・ゲイツは、我が子には14歳までスマホもiPadも持たせていません。
なぜだかもうお分かりですね。
スマホが我が子の脳をダメにするということを、開発者たちが一番よく知っているからです。
一生は短く、時間は限られています。
しかし、そのことを若い子たちは実感できません。私自身も、若いころに人生の終わりなんて考えたこともなかったです。
1日、何時間スマホを触っていますか?それを1年で計算してください。そして、その時間に80年をかけて計算すると・・・・
一生のどれほどの時間を無駄にしているか、実感できます。
偉そうにこのような文章を書いている私はと言いますと・・・・
【私のスマホルール】
① ネットサーフィンは1日30分以内
② ネットサーフィンは夜9時以降は禁止
③ 寝室にスマホを持ち込まない
スマホは仕事机の上において就寝。スマホでアラーム設定はしない。
④ SNSの利用は仕事のみ。プライベートでSNSを見ない。
この私のスマホルール、簡単にお子さんに適用できます。
仕事は学習に置き換えればよく、調べ物や学習のためのスマホ利用は時間を決めてOKとすればよいだけ。
寝室にスマホを持ち込まない・・・これによる健康と快適さを得ると、もう2度と寝室にスマホを持ち込もうとは思わなくなりました。
寝室のどこかにスマホを置いているだけで、脳はそれを感知し、ヘロインのように離れなれなくなるというデータが出ています。
それほど、スマホをどこに置くか、までが子どもに影響を与えているのです。
私は寝る前に必ず、日記を書いてその後、読書をします。
その習慣ができているので、翌朝の目覚めは快適です。
寝る前にスマホを触ったり、画面を見たりすることはブルーライトの影響で目が悪くなるだけでなく〈スマホ失明という言葉まであります〉睡眠の質を低下させ、それは深刻な健康被害につながります。
10代の若者たちが、SNSで自分を偽ること(盛ること)、食事中にもスマホを手放さないこと。
カフェやレストランで食べる前に長時間プレートをスマホで撮影すること。
大切な友人や恋人との時間までスマホを手から離さないこと。
昭和生まれの私から見て異常な光景です。
以前、夫と出かけた外食先のレストランで、異様な光景に出くわしました。
隣の席の4人家族(ご両親と10代らしい二人のお子さん)の全員が、一言も会話せず、スマホの画面にくぎ付けだったのです。
この異様さにこのご家族は気づいていないんだな。。。。
悲しくなりました。この二人の子ども達はいずれ巣立っていきます。
今、この一瞬、今という時間をどうしてもっと大切に過ごさないんだろう。
今一度、警鐘を鳴らしたいと思います。
スマホ脳・・・・健康だけでなく、学習面、メンタルヘルスにおいて、深刻なダメージを与えます。
ご家族で一度、この本に書いてある内容について話し合う機会を持ってもらえたらと思います。
そして、そのご家族に合ったルールを決められることをお勧めします。
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬