こんにちは♪ 子育てアドバイザーのみやこです。
読み書きが苦手なお子さんに対して、どんな学習方法があるの?
そんな悩みを抱えている親御さん、先生方は多いと思います。
今日は、お子さんの苦手に合わせてカスタマイズが可能な、パソコンやタブレット端末、スマホで利用できる図書の一つ「デイジー教科書」をご紹介します(*^^)v
まず、デイジー教科書ってなんか可愛い名前ですよね?(^^♪
その名前の由来からご紹介しようと思います♪
DAISYって何?
一人ひとりのニーズに合った学習・読書方法の支援のために
DAISYとは、Digital Accessible Information SYstem の略で、日本では「アクセシブルな情報システム」と訳されています。元々は、視覚障害者のためのシステムとして開発されましたが、現在はマルチメディアDAISYにすることで印刷物で提供される図書や情報では読むことができない人々に利用されています。DAISYは、国際共同開発機構DAISYコンソーシアムにより開発と維持が行われている世界共通のアクセシブルな情報システムです。
DAISY コンソーシアム公式ホームページ http://wwwdaisy.org/
デイジー図書の「三匹のこぶた」です。
上記の図のように、読んでいる箇所がハイライトされるので、どこを読んでいるのか分かります。また、2枚目の画面の方は、簡易版でボタンが少なく小さなお子さんでも簡単に操作できます。
音声と文字と画像を同時再生することができ、操作も簡単で直感的に使えるので、講習会に参加する必要もなく、スマホなどに慣れ親しんでいる今の子どもたちなら使いやすいのは間違いありません。
では、デイジー教科書ではどんなことが出来るのでしょうか?
デイジー教科書の使いやすさの秘訣
①文字・音声・画像を同時に再生する。
②音声で読み上げる部分の文字がハイライトされる。
③読むスピードを変えることができる。
④文字の大きさ・文字色・背景色も変えることができる。
⑤章・節へのジャンプも簡単。
など、一人ひとりの理解力に合わせて再生方法がカスタマイズできる点です。
まず、読むことが苦手なお子さんは、
・読むときに一字一字拾い読みになる。
・字を飛ばしたり、間違った読み方をする。
・読めても内容が理解できていない。
・授業が分からないから、学校に行きたくなくなる。
・紙の教科書が読めないだけで、自分は勉強ができないと思い込んでしまう。
そこでデイジー教科書を使用すると、以下のような効果が期待できます。
・音読の困難さが軽減される。
・子どもが自分で、勝手読みに気をつけやすくなる。
・教科書にフリガナを振るといった、保護者の負担が軽減される。
・予習で使っていた場合、授業中に付きっきりにならず、担任の負担が減る。
学校で使うことを認められなかった場合でも、自宅学習で使用することで、大きな効果が得られるという実例があります。
利用は無料です!!実際に使ってみてください!!
ENJOY DAISY マルチメディアデイジー教科書申請方法
https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext_application.html
①上記URLを開くと、「デイジー教科書申請フォーム」という赤いボタンがあるので、それをクリック。
②申請フォームを開き、名前、メールアドレス、自分で決めたパスワードを入力して登録。(丁寧な説明が掲載されています)
③申請理由は「読み書きが困難なため」でOK。保護者でも、本人でも、先生でも誰でも申請可能です。1度承認されたら、教科書の追加は簡単です。
④申請が承認されると、約1週間以内にメールが届きます。これで手続きは完了です。
※ 申請できる教科書は、現在の自分の学年とそれから下の学年です。たいていの教科書会社に対応しています。
※ パソコンでデイジー教科書を使うためには、「デイジーポッド3」というソフトが必要です。以下のURLからソフトをインストールしてください。
Windows PCで使用する場合:https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisytext_pod.html
デイジー教科書は、何も学習障害や特性が強いお子さんだけのものではありません。
不登校の支援や、お母さんが読み聞かせの時間を忙しくてとることができない、などのお供として、活用できるツールです。
柔軟に考えて、お子さんの「やる気」が起きる学習方法を模索していきましょう!
便利なツールは使わなきゃ損!!(*^^)v
また、発達障害支援の情報をどんどん発信していきます。
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬