特性の強い子ども

子どもの変化はゆっくり、ゆっくりです。すぐに変わるなんて期待しないで見守ることが大切。

子どもの変化はゆっくり

こんにちは♪YUME♡miyakoです。

親御さんや先生方から見て”困ったちゃん”っていますよね(^-^)

「なんでこんなことするんだろう?」とか

「やめて欲しいなぁ」とか。

私の塾に、こんな子たちがいました。

◆ 消しゴムを小さくちぎり続ける。

◆ 携帯用の鉛筆削りで鉛筆を削り続けてなかなか学習に取り組もうとしない。

◆ 爪を噛んだり、深爪しすぎて血が滲み「痛い」と言いに来る。

どのパターンも学習には集中できていませんね。

何か原因があるはずです。

これらの行動を起こすお子さんのご家庭は、経験上、もれなく教育熱心でした。

ご両親が一生懸命お子さんを見つめて、”この子の為に”と考え”こうしなさい”と指示をするご家庭が多かったのが特徴です。

むろん、全てがそう当てはまるのではなく例外もありますが、この子たちは何らかのストレスを抱えています。

「今やらなければならないこと」がしっかり分かっているのだけれど、”この儀式を通過しないと勉強に入れない”子たちです。

爪を噛む、鉛筆を削る、消しゴムをちぎる、どれも黙々と取り組める作業ですよね。頭を使わないで、集中してできる作業です。

無心になれる作業というところがポイントです。

ある程度この儀式を認めてあげましょう。禁止しないことです。

禁止すると他の行動に変化するだけです。

私はこれらの動作を「儀式」と呼んで(個人的にですよ)通過儀礼としました。

「やっているな」と思ったら、3分くらいで声をかけます。

「○○ちゃん」とだけ。

この時、その子の行動を非難したり、叱ったりしません。

するとその子はハッと我に返ります。

そして勉強に入ります。

声をかけないと延々と続くのでよくありません。

この爪嚙みや消しゴムちぎり、鉛筆削りが大人になっても続きますか?(#^.^#)

そんなことありませんよね。

一時の「通過儀礼」と受け止め、深刻に考えないようにした方が良い結果が得られます。

何らかのストレスを抱えていますから、勉強おわりの帰り際にさりげなく関係のない楽しい話を私から持ち掛けます。

例えば

「校外学習どうだった?」

「プール始まったね、どう?」

などなど。

短い時間ですが、勉強とは関係のない他愛無い会話で、子どもたちはストレスを忘れ、笑顔になります♪

今回例に挙げた3パターン、全て何と言うこともなく、解決しました。

ただし、ゆっくりゆっくりと。

塾での問題行動をいちいち親御さんに連絡することもお勧めできません。

お母さんは違う風に受け止められます。先生から連絡を受けると

うちの子、困ったわ。迷惑をかけているわ。注意しなきゃ。」

となってしまいます。子どもはそうやってご家庭で叱責されると、解決する問題まで解決しなくなってしまいます。

先生が気に留めて、さりげなく声をかけ見守ってください。

ゆっくり、ゆっくりと、問題は解決に向かいます。

子どもの心の成長を急かさないでくださいね。

必ず成長しますから。待つことが大切です(#^.^#)

今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬

 

 

 

ABOUT ME
池永 宮代子(みやこ)
20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪