こんにちは♪ 子育てカウンセラーのみやこです。
日本には「空気を読む」や「出る杭は打たれる」など、自分の思ったことや意見をそのまま発信してはダメだよ、という文化があります。
確かに、思ったことをそのまま口に出していたら、あちこちでトラブルが起きて、人を傷つけたり、傷つけられたりの毎日になり、争いが絶えなくなるかもしれませんね。
しかし、アドラー心理学では、【他者は理解を超える】と教えています。
そのとおり!!
たとえそれが親子であっても、自分以外の人間が何を考えているかなんて、分かりっこないのです。
なのに、「わが子はこう思っているはず」「うちの子はこんな子です」と親は決めつけてしまいます。
私は常にこう言いたいのです。
『あなたの見ている世界が正解ではないのです』と。
子どもが「ママなんか大っ嫌い」と言ったとします。
その時母親が「またそんなこと言って~本当は好きなくせに」と答えたら・・・・
それは、母親の思い込みであり、子どもを思い通りにコントロールしようとしている証拠です。
わが子であっても、見える世界が全く違うことを忘れてはいけないのです。
では、理解することが難しいのであれば、一体どうすればいいのでしょうか?
『言葉の力』を子どもに教えましょう!
言葉でコミュニケーションを取ることしか、他者理解に近づく方法はありません。
想像したって分かりっこないからです。
勇気を出して言葉を交わしてみましょう。
子ども達には、失敗してもいいから「言葉を交わす」ことの大切さを教えましょう。
たとえ、言葉を交わして嫌な思いをしたとしても、それでも、言葉を交わさないよりはずっと良いのです。
言葉を交わすことで、相手に幻滅したとしても、それで良いのです。そのことを知ることができたからです。
その人の言葉には、その”人となり”が表れます。そして、その人の”ありのままの姿”に近づくことができるのです。
噂話や、嘘の情報ではなく、実際に相手と交わした言葉は本物です。
話してみて初めて分かることってありませんか?
先入観が覆ったり、逆に、あれ?こんな人だっけ?と驚いたり。
それは、良い方向へ転ぶこともあれば、失望に変わることもあります。
でも、それが人生です。
全てがあなたの思いどおりにはいかないのが人生。そして、あなたは万能ではない。
たった一人のちっぽけな人間であり、相手も同じく、たった一人のちっぽけな人間なのです。
”言葉を交わす”重要性を子ども達に伝える時に、重要な3つの言葉があります。
それは・・・・
この3つだけ言えれば大丈夫!
「たすけて」
「ありがとう」
「ごめんなさい」
この3つの言葉だけは、自分から発することができること、それはあなたを助けます。
この言葉の中に、言えない言葉があったら、言えるように練習しましょう。
この3つの言葉が言えたら、お友達とうまくやっていけますから。
幼稚園に行っているお子さんだって、この3つなら言えると思います。
他者を理解し、他者が自分とは違うということを幼いころから知ることは、私の目指すダイバーシティインクルージョン、多様性を認め合う社会への第一歩です。
インクルーシブ教育を目指して、人との違いを理解しましょう。
そのためには「言葉を交わすこと」「3つ言えたら大丈夫」を心に留めてみてください。
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬