こんにちは♪YUME♡miyakoです。
『だるまちゃんとてんぐちゃん』という絵本をご存知ですか?
私の大好きな加古里子さんの絵本です。加古さんは、文だけでなく絵も描かれています。
優れた絵本作家であると同時に画家でもあります。
ここで加古里子さんをご存じない方のために、簡単にプロフィールをご紹介します。
加古里子
1926年生まれ。福井県出身。
東京大学工学部応用化学科卒。工学博士。卒業後は、昭和電工で研究所勤務の傍ら、児童向け人形劇や紙芝居の活動を行う。
数々の大学で非常勤勤務で教職に就く中で、教育問題に目覚める。
自身の戦争経験から”生きる意味”について深く考え、未来を担う子ども達の教育こそ何よりも重要であると考える。
『だるまちゃんとてんぐちゃん』(1967年)に代表される【だるまちゃんシリーズ】などのユーモラスな絵本から『かわ』(1966年)『たいふう』などの科学絵本に至るまで、幅広い作風。
また、世界の画家の有名な絵画の模写など、絵の分野でも素晴らしい才能を持ち、絵本に活かされている。
他の代表作に『からすのパンやさん』(1973年)『どろぼうがっこう』(1973年)
2018年没 92歳。
私は、長く、大学病院の小児病棟で「絵本の読み聞かせボランティア」をやっていて、加古里子さんの絵本を数え切れないほど読んできました。
絵本の読み聞かせボランティア活動を通して、様々な絵本を読むうちに、”日本の伝承遊び”を伝え、絵も大変可愛くてユーモラスな加古里子さんの絵本の大ファンとなりました。
以前このブログでもお伝えした「100万回生きたねこ」に並ぶ大好きな絵本が加古さんの本です。
塾の指導者として”子ども達の語彙不足”について常に考え続けてきました。
”子ども達の語彙不足”についてはコチラの記事でご紹介しています。
『だるまちゃんとてんぐちゃん』の中にも、現代では日常生活に登場しないものが沢山登場しますよ(^^♪
例えば、”はきもの”という言葉を今の子ども達は知っているでしょうか?
それ以前に、”だるま”や”てんぐ”をすぐイメージできるでしょうか?
加古さんの絵には、様々な”はきもの”や”ぼうし”や”うちわ”が描かれています。
なんて楽しいのでしょう!!
絵を見て、「このぼうし、可愛いね」「このはきもの何?」というお母さんとの会話の中で子ども達の想像力は無限に広がり、語彙が広がっていきます。
私は、病院小児科の読み聞かせ活動の際にも”民話”や”伝承遊び”にこだわって絵本を選んできました。
現代の子ども達が、日常生活の中で使わなくなって道具や家具や、遊び。
その中に素敵で味わいのある日本語が沢山あります。
ご家庭で使用しなくなっても、絵本の中で出会うことができますし、実際に見てみたいと思えば、探せば手に取ることもできるでしょう。
そうやって興味や知識欲は膨らんでいきます。
今、お家にあまりないであろう品々・・・・急須、扇子、下駄、草履、蚊取り線香(渦巻の)、蚊帳、湯たんぽ、薪ストーブ、足踏み式ミシン、ラジオ、針を置くレコードプレイヤー、蓋つきの湯呑・・・・新聞紙もなくなるかもしれませんね。。。。
このような物たちとも、絵本の中で出会うことができます♪
加古里子さんの絵本は伝承遊びをたくさんご紹介してくれます。
どうぞ一度、手に取ってお子さんに読んであげてください。
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬