こんにちは♪YUME♡miyakoです。
幼い頃に読んで、その後も何度も読み返した本があります。
『あしながおじさん』です。
今日は、この『あしながおじさん』から幸福に生きる意味とは・・・・をお伝えしたいのですが・・・・
その前に、一つ大切なことを書かせてください。
『あしながおじさん』驚くほどたくさんの翻訳が出版されていて、その日本語訳のニュアンスがどれもとっても異なっているのです(^-^;
調べたのですが、調べきれないほどの翻訳の数でした。
そして、その中にはなんと!谷川俊太郎さんの訳も発見しました!読んでみたのですが、日本語の使い方がとても古風で、あしながおじさんの時代のアメリカの翻訳としては少々・・・・違うかなぁと感じてしまいました(^-^;
私が一番読んでいただきたいのは原書です(日本語訳でなくてごめんなさい<m(__)m>)
IBCパブリッシングから原書が出ていて、手に入ります(*^^)v簡単な英語で書かれています。
原書なんて無理無理!!と言われる方には、「英和対訳学生文庫」から英語と日本語を突き合せた『あしながおじさん』が出版されていて、とても読みやすい内容となっておりますのでおススメです!
『あしながおじさん』は童話、絵本、児童書、様々な形で出版されていますが、日本語訳の違いから、どの本を読んだかで子ども達の感想も微妙に変わってくる可能性があります。
その点を踏まえたうえで・・・・
さて、本題です。ここからは、未読の方へのネタバレにならない程度にあらすじをご紹介します。
『あしながおじさん』のあらすじ
作者:ジーン・ウェブスター 彼女が36歳の時に書いた物語。
主人公ジュリーはある日、孤児院(※この言葉は現在は使われず、児童養護施設と言う)の院長先生から、「毎月一回の手紙での大学生活の報告を条件に大学の学費をある紳士(評議員)が肩代わりしてくれる」ことを知らされる。
ジュリーは学費支援の代わりに求められたこの手紙の報告で、様々な大学生活での出来事や思いを書き綴る。
月一回の報告の手紙は、日々の生活でジュリーが感じたことが作家志望の彼女ならではの感性であふれていた。社会に対して思ったこと、恋に関してまでも。
孤児院出身であるジュリーにその後どんな奇跡が起こるのか。
ジュリーと私の共通点を見つけ出してにんまりしていたあの頃を思い出しました。
文章や手紙を書くことが大好きでしたので、ジュリーの感性に惹かれて何度も読み返しました。
私が好きなジュリーのセリフがこれです。
「たいがいの人たちは、本当の生活をしていません。彼らはただ競争しているのです。地平線からはるかに遠い、ある目的地へ行きつこうと一生懸命になっているのです。そして、そこへ一気に行こうとして、息せき切ってあえぐものですから、現に自分たちが歩いている、その途中の美しい、のどかな、田舎の眺めも目に入らないのです。そして、やっと着いた頃には、もうよぼよぼに老いぼれてしまって、へとへとになってしまってるんです。ですから、目的地に着いても着かなくても、結果はなんの違いもありません。あたしは、よしんば大作家になれなくっても、人生の路傍に座って、小さな幸福を積み上げることに決めました。」
(遠藤寿子訳 岩波少年文庫2 1950年)
このジュリーのセリフが大好きです(#^.^#)私の目指す幸福そのものだからです♪
ジュリーはなんて素敵な女性なんだろうと感じたことを覚えています。
人間にとって幸福とはなんでしょうか?
このジュリーのセリフにその答えが書かれていると思います。
そして、そのことを私は自分の生徒たちと保護者様へ伝えています。
あなたが学ぶ理由ってなんですか?幸福ってなんですか?
私にとって最大級の幸福感は「他者との競争ではなく、自分がやりたいことをする!自分が好きなことを追求する!」と堂々と言えます。
社会全体の幸福は、このような小さな幸せの蓄積でしかないと考えています。
『あしながおじさん』は10歳までに子どもに読ませたい名作です。
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬