こんにちは♪YUME♡miyakoです。
「怒る」と「叱る」は違います。
『怒る』は、ひざまずいて心臓に手を当てて怒りを表現している女性を描写した漢字。
『叱る』は口偏に七と書き、『しっ!』と鋭い声を発する意味合いを持ち、口調は強いけれど、相手に何かを伝えることを表現した漢字。
また『怒る』は、相手に自分の感情をぶつけるものであるのに対し、『叱る』は、相手に成長や改善の気づきと機会を与えることを示します。
怒りのコントロールについては、このブログでもコチラの記事で紹介しています。
つい、感情に任せて子どもを怒った時、その後、どんな気持ちになりますか?
ものすごい自己嫌悪に襲われませんか?怒りをぶつけたこと、その行動によって、事態は改善されなかったこと、モヤモヤした悪い感情だけが残ってしまった、という経験が誰にもあると思います。
そうなんですよ。怒りには、解決策がないのです。逆に、子どものこういうところを注意したい、直してもらいたい、そう考えた時の叱り方を上手に身につけることが大切です。
子どもを叱る時、2通りの対処の方法があります。一つの例を挙げて考えてみましょう。
【こどもがレストランなどの公共の場で騒いだ時】
NGの叱り方・・・「だめでしょ!騒いだら!ほら、あの人がにらんでるよ!怒られるよ!怒られるから、やめなさい!何度言ったらわかるの!」
GOODの叱り方・・・「ここは、みんなが楽しくゆっくりお食事してるからね。○○ちゃんが大きな声で騒いだら、嫌な気分になってしまうからね。しずかにお食事しようね。」
どこがどう違うのか、もうお分かりですよね。
なぜ、ダメなのか。どう行動するべきなのか。周りの人々、他人の気持ちを思いやって行動することを親や先生がきちんと説明するべきなのです。
そういう叱り方で、子どもが納得して、行動を改めるように指導します。
相手が幼い子でも、同じように言って聞かせます。むやみに怒鳴りつけたり、恐怖でおとなしくさせるのは絶対ダメです。「注意されるよ」とか、「怖い人に怒られるよ」ではなく、迷惑をかけたり、嫌な思いをさせない、ということをきちんと分かる言葉で伝えるのが良い叱り方です。
我が子の担任の先生のエピソードをお話します(^^♪
次男は小学3年生~6年生まで同じ男性教諭が担任でした。仮にK先生とします。
K先生は、決して優しく子どもたちの機嫌を取るだけの先生ではなく、休み時間や放課後はいつも生徒たちと運動場で思いっきり遊んでくださる先生でした。その分、夜遅くまで職員室に残って担任の業務をこなされ、朝は一番早く登校されていました。
K先生は、生徒を叱る時も真剣でした。本気で叱っておられましたが、生徒たちは先生が叱る理由を完全に理解して、納得していました。「K先生が怒ったのは当然。○○君が悪いから。」と話していたのをよく覚えています。こんな先生ですから、生徒からも保護者からも絶大な信頼を得ていて、心から信頼されている先生でした。次男も大好きな大好きな思い出いっぱいの担任の先生です。
親も先生も、叱る時は叱るべきです。改めないといけないことはしっかりと、その時、その場で注意すべきです。
ただ優しいだけの先生は、子ども達には信頼されません。
叱った後が重要です。
くどくど、ダラダラと同じことを繰り返して叱らないこと。言うべきことを伝えたら、
「はい、終了!」と笑顔で言いましょう!その後、子ども達と遊びましょう。
叱る行為を長引かせないことも大切な叱り方のコツです。
叱った後は、後味悪くないようにサラッと終わらせて、また元通りの関係に戻りましょう。
そんな切り替えが、信頼関係を築いていきます。
『叱る』行為にも、普段のコミュニケーションが効いてきます。
子ども達は見ています。そして感じています。
先生が”愛”を持って自分を叱ってくれているのか、それとも、感情でキレているのかを知っています。
愛を持って、子どもの為を思って良い結果につながる叱り方を実践していきましょう!
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬