こんにちは♪YUME♡miyakoです。
中学2年生の国語の教科書に、ある詩が掲載されています。
私はこの詩が大好きで、何度も何度も声に出して読んでみます。
その詩とは・・・・「見えないだけ」牟礼慶子 作
見えないだけ
牟礼慶子
空の上には
もっと青い空が浮かんでいる
波の底には
もっと大きな海が眠っている
胸の奥で
ことばが はぐくんでいる 優しい世界
次の垣根で
蕾をさし出している美しい季節
少し遠くで
待ちかねている 新しい友だち
あんなに 確かに在るものが
まだここからは 見えないだけ
詩の解釈は、中学の国語の教科書に載っているからといって、画一的に解答しなくても良いと私は考えます。
学校のテストの題材ですから、模範解答はあります。しかし、自由に解釈して良いのです。
今日は、敢えてこの詩の解説など無粋なことはいたしません(^_-)-☆
私がなぜこの詩を好きなのか?ゆっくり考えてみました。初めて読んだ時から心が温かくなるのを感じました。
おそらく、「目に見えないものが好き」だからだと思います(#^.^#)
手に持っている具体的なものよりも、まだ手にしていない、どこにあるのかわからないミステリアスなもの、得体の知れない、まだ出会ったことのない未知の存在に心惹かれるからだと思います。
私は、子ども達の教育も、この「見えないだけ」という言葉がピッタリだと感じることが頻繁にあります。
今、学んでいることがいつ役に立つのか、目には見えません。
小学校の時、ほとんど勉強もせず、通知表の成績も大変悪かったけれど、現在立派に独立起業されている実業家の方を知っています。その方は、おそらく小学校時代、なぜ勉強をするのか?の意味が見つけられず、モチベーションも何も持っていなかったのではないでしょうか?
唯一、その方にとっての幸運は、そんな彼をお母さまが全く叱らず、咎めず、のびのびと育てられたという事実です。だから、学ぶということに嫌悪感がないのです。
だからでしょうか、自分のやりたいことを見つけたその方は、懸命に努力し、道を開きます。
ですから、学校の成績など、全く気にすることはありませんよ(^_-)-☆
そのお子さんの才能が、いつ花開くか?誰にも分りません。
では、何が重要なのでしょうか?
やはり、愛情豊かな環境です!!
もちろん、学習が無駄になるなんてことはありません。幼い頃から読んだ本や、学習したことは、一生の財産です。
勉強を否定しているのではなく、できなくても責める必要などないと言いたいのです。
ただ、見えないだけ・・・・
愛情深く育てられたお子さんは、いつしか、蓄積してきた見えない力を発揮する日が来ます。
育児とは、待つことです。
見えないところで息吹いているその子の才能を。
見えないところで待っているその子の出会いを。
見えないところで待っているその子の支援者を。
見えないところで待っているその子の明るい未来を。
もう一度、牟礼慶子さんの詩を声に出して読んでみてください。
希望が湧いてきますから(#^.^#)
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬