仏教の教え

蜂と神さま ~金子みすゞ

蜂と神さま

こんにちは♪YUME♡miyakoです。

金子みすゞさんの詩というと、どの詩を思い浮かべますか?

小学校の教科書に載っている、有名な「私と小鳥と鈴と」でしょうか。

それとも、CMで有名になった「こだまでしょうか」でしょうか。

どちらも大好きな詩です。深い意味と学びが込められています。

金子みすゞさんの詩は、特に母親やきょうだい、家族のことと、死に関するテーマが多く、彼女の数奇な運命と重なって、切なく物悲しく感じます。

私が大好きな金子みすゞさんの詩は、「蜂と神さま」です♡

ご紹介します。

蜂と神さま

金子みすゞ

蜂はお花のなかに、

お花はお庭のなかに、

お庭は土塀のなかに、

土塀は町のなかに、

町は日本のなかに、

日本は世界のなかに、

世界は神さまのなかに。

 

そうして、そうして、神さまは、

小っちゃな蜂のなかに。

この詩を、学生時代に読んでいたら、今とは違う感想を抱いていたと思います。

学生時代の私なら、この詩を「結局、自分のなかに世界はあるんだ」という感想を抱いていたような気がします。その解釈は、小さな蜂の周りに世界が広がっているけれど、その世界はつまり自分自身の中にあるんだ、錯覚なのだと。

今の私の解釈も、おおよそ上記の解釈から外れていません。

つまり、目の前に広がる世界は無限のようで、実は手のひらの中にある、それが真実であるという解釈です。

その点は変わらないのですが、最近の私だから感じることもあります。

全てを手にしているようで、何も持っていないし、実は全て=何もかもを持っているのだということなんです。

何かを持っているのは自分ではなくて、宇宙であって、その宇宙は全部かと思いきや、”無”であるという感覚です。

宇宙がひとりひとりであり、ひとりひとりが宇宙である・・・・そう。

真言密教の考え方と同じです(^^♪

果たして、金子みすゞさんがどういう思いで、この詩を書かれたのか、知る術もありません。

物質なんで何の意味もない、ということと、では心はどこにあるの?という問いに、どこにもなくて、神さまの元にある、といったところでしょうか(#^.^#)

いったい何の話?と思われましたか?(^_-)-☆

ある日、突然、そんな思いに目覚めたという感じかもしれません。

”それ”を知ると、日々の些細な悩みなんて全て消えてしまいますよ(^^♪

今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬

 

 

ABOUT ME
池永 宮代子(みやこ)
20年にわたる学習塾の指導・経営の経験から、「生きる力を育む子育て」を応援します。 親と子の夢を育む・・・それがYUME∞IQのコンセプトです。 すべての親子に笑顔を♪