こんにちは♪YUME♡miyakoです。
今日は、私の心を揺さぶった絵本の中から1冊をご紹介します。と言っても、有名な絵本ですから、皆さまご存知ですね(*^^)v
「モチモチの木」 斉藤隆介:作 滝平二郎:絵
小学校の教科書にも長く掲載され、令和2年度の全ての3年生の教科書に掲載されています。滝平二郎さんの素晴らしい切り絵に魅了され、物語を読み進めてください。
『あらすじ』
5歳になる豆太は、じさま(祖父)と猟師小屋に住む5歳の男の子。5歳になるのに、家の前のモチモチの木が恐ろしくて、夜中に1人でせっちん(トイレ)に行けません。じさまを起こして一緒に行ってもらいます。
家の前の大木は、豆太が”モチモチの木”と名付けたものです。夜は怖いのに、昼間はちっとも怖くありません。
そんなある晩、じさまが腹痛で苦しみだします。豆太にとってじさまはかけがえのない存在です。じさまを助けないと!!じさまを助けるためには、暗闇の中、モチモチの木の前を通り、半里(約2キロ)も離れたふもとの村までお医者様を呼びに行かねばなりません。
豆太は勇気を振り絞り、お医者様を呼びに行って、じさまは助かります。
その時!モチモチの木は、月を背にして輝いていたのです。じさまが話していた、亡き父も見たという、”霜月二十日の丑三つ時”にある、勇気のある者だけが見ることのできる「山の神の祭り」がこのことだったのです。
じさまは、豆太にこう言います。
「自分で自分を弱虫だなんて思うな。人間、優しささえあれば、やらなきゃならねぇ事はきっとやるもんだ。それを見て他人が驚くわけさ」
しかし、じさまの病気が治ると、豆太はまた、元の小心者に戻り、じさまを起こさないとせっちん(トイレ)に行けないのでした。
私がこの絵本に惹かれ、多くの子ども達に読み聞かせたいな、と思う理由があります。
・昔の言葉「せっちん(トイレ)、一里(4㎞)、丑三つ時」が多く出てくること。
・トイレが別棟・外にある昔の日本の住まいの形を知ることが出来る。
・秋田の方言で書かれた情緒豊かな表現に触れる。
・美しい切り絵の挿絵から得るインスピレーション
絵本の最後で、豆太が結局元の臆病者に戻ってしまうところが笑いを誘います(^^♪
怖いような、それでいて、ユーモアを含んだ文章表現に引き込まれていきます。
幼い頃を思い出すと、豆太の気持ちも少し理解できますよね。あんな大きなモチモチの木の横を通って夜中のトイレに行くなんて、子どもなら恐ろしくてできないはず。
それでも、大好きなじさまの為なら勇気を出すことのできた豆太は強い男の子です。
あなたは、大切な人のために、苦手を克服できますか?
きっとできます!(*^^)v
そんな気持ちを思い出すこの「モチモチの木」を、是非お子さんに読んであげてください♪
今日はこのへんで(#^.^#) ごきげんよう♬